
雫石は、長崎県五島の「椿の葉」を主軸に紡いだお茶です。
このお茶のはじまりは「五島の歴史とその背景」を大切に紡ぎたいという想いから。
その中でも表現したかったのは「教会や修道院の香り」でした。
それらの空間の中にある 柔らかな乳白色の光に対するようにある、透きとおるようにひんやりとした空気感。
私は教会や修道院の空間にあるこのバランスがとても好きです。
「バランスをとる」
古今東西。
ふるきものとあたらしきもの。
対極にあるものの調和をとり、構成した雫石のブレンド。
柔らかいエネルギーをもちながら、とても苦い味のするハーブ。
そのようなハーブたちをバランス良く配置すると、苦味や渋み、飲みにくいと思われる味は柔らかさへと変化します。
そして、最後に上下のバランスをとり、完成いたしました。
実は、雫石には、3つの種類があります。
名称として
「フラキンセンス」
「ミルラ」
「バランス」
この3種類は、それぞれにもつ意味合いがあります。
味香りは、ほぼ変わらないのですが、フランキンセンスをプラスしたものを「フランキンセンス」、ミルラをプラスしたものを「ミルラ」としています。
「バランス」とは、フランキンセンス、ミルラが入っていない通常のタイプのものです。
<それぞれについての説明>
ここから少しマニアックな話になります・・・
①「フランキンセンス」・・・インスピレーション
こちらを飲むと、エネルギーが上に広がります。乳白色の光のように... 柔らかく美しい光のように、エネルギーが上に広がるのを感じていただけると思います。
想像性が欲しい時、リラックスしたい時、女性性がもつ柔らかさを表現したい時、そのような時に飲んでいただくのがおすすめです。こちらを飲んでインスピレーションが湧く方が多いです。
②「ミルラ」・・・グラウンディング
こちらは、自分の中心に向かう、軸を取る、などの意味合いがあります。
内向をしたい時、ご自身の軸を強くしたい時、内からの自己表現、グラウンディング・・・このような事のお手伝いが得意なブレンドとなっております。陰と陽でいうと、「陰」のエネルギー。
➂「バランス」・・・中庸
その名の通り、上下のバランスを取ります。そしてその状態をからだに定着させる(覚えてもらう)お手伝いをします。
全ての種類を飲まれる時は、①②③の順番をお勧めいたします。
このようなイメージを込めて雫石を作りました。
このコンセプトを紹介することなくお客様にお出ししておりましたが、不思議な事にみなさまからこのコンセプト通りに感じて下さったお声をいただきます。
私は、植物がもたらしてくれたイメージをなるべく綺麗に表現するように努めております。
植物の意図するところは、人の想像を超えたところにあるのではと…思います。
深く、優しく、崇高で・・・残念ながら私はそれを表す言葉をこれ以上知りません。
その植物の想いをひとつひとつ表現したのが花紡茶です。
言葉で表現しきれなくても、ハーブをブレンドすることによって表現していきたいと思っています。
ひとりでも多くの方に、ハーブの想いを伝えたく、花紡は、日々取り組みを続けております。
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