
CHANEL
マドモアゼル・プリヴェ展
オートクチュールの品格を感じることはさることながら、私が一番印象に残っているのは、各フロアに流れる #不協和音
このドレスの「ベージュ」のエリアは、確か... 絹かなと思われる生地を引き裂くような音が流れている
完璧な演出の中にある #違和感 が意図するものはなんだろうか・・・
完璧に綺麗なものは、どこにでもある
研磨すれば、それはできる
模倣の品もそれでしょう
製品と創作品の違いもそこにあると思う
製品が目指すものは、滑らかな質感
でも、創作品が目指すものは、こころに残る 少しのざらつき 少しの違和感
これは、創り手にしか出せないタッチ
ハンドメイドの髄がここにあると思う
シャネルはどのような意図でこの不協和音を出しのたのかは知らない
でも、このフロアに流れる音によって、観客が無意識に、何かの違和感を感じ、その時の印象や、見た景色を体の奥底に入れ持ち帰ったに違いない
事実、この不協和音を思い出す度、それに対比するように置かれていた美しい質感のドレスを思い出す
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何故ここまで記憶に残ったのか
私はこの不協和音を聞いた時、少し驚き、疑問を感じた
驚きや疑問、違和感、そのような想いはなかなか消えない
シャネルは、ブラックが疎まれていた時代に、ブラックのドレスを世に出し、のちに成功をおさめた
この成功には、いくつもの要素があると思うのだが、
ひとつに、「斬新」という少しの違和感があったからではないと思う
今回の、マドモアゼルプリヴェ展
ココ・シャネルがそこにいるようで私は楽しかった
少しの違和感 いたずら心とも言えるクリエイションを楽しむ ココ・シャネルをそこに見たような気がしました
*全て私の想像の見解です。あしからず。
#CHANEL
#マドモアゼルプリヴェ展
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